昨日、多読と精読について書きましたが、多読用に楽しくササっと読める洋書をご紹介します。今回は絵が多くて英文がやさしめのものを。子供はもちろん、初級レベルの大人まで読んで英語の世界を楽しめます。

 

 

まずは、イギリスの小学校で「国語」の時間に使われているという、Oxford Reading Tree. 1ページに1~2行程度の本当に小さな子供用の「スターター」レベルから、小中学生向きのステージ1~9というように、たくさんのレベルがそろっています。パックもいろいろ。

 

 

こちらは、小学校高学年から中学生向けのレベル5~9 『トランクパックB』(CD付)

 

 

 

もう少しやさしめなら、レベル1~4までの 『トランクパックA』 もあります。もちろん、バラでも買えますが、パックがお得。

 

 

高校の授業でも、速読用に使っていました。絵も多く、さらっと読めるので大人がトレーニングするにも、飽きずにできていいと思います。特に、小中学生がいるご家庭では、家族みんなで読んで楽しめるし、会話もはずむこと間違いなし(安上がりだし)照れ

 

 

子供向けとはいえ、さすがにネイティブが書いて実際に海外で使われているので、それこそ文法学習を目的に、人為的に書かれた日本の検定教科書とは違います。

 

 

海外の暮らしぶりが絵でわかるし、「生きた英語」というか、実際に使われている表現が学べます。私はこのシリーズを読んで "cross" という単語の形容詞用法を知りましたびっくり

 

 

cross 「十字、十字架、交差(名詞)、横断する、渡る、交差する(動詞)」

 

などが、よく知られている意味です。学校英語では、crossの形容詞はおそらく出てこないと思います。(私も初めて見ましたから)

 

 

でも、このシリーズではよく子供たちがケンカしたり、何かしら事件が起こり、

 

"He is cross." "They were cross." "Don't be so cross!"

 

がよく出てきます。、知らない単語や言い回しも、楽しい絵と前後関係でわかります。

 

この場合は、be cross で 「怒る、腹を立てる、不機嫌になる」という意味です。形容詞なので、be動詞やbecomeといった動詞といっしょに使います。

 

 

他にも、日本でも 『はらぺこあおむし』("Very Hungry Catapillar")で知られるエリック・カールの絵本は、絵がきれいで英語もシンプルで読みやすいです。日本語の絵本と読み比べるのも楽しい(幼児向け)。

 

こちらは以前はなかったバイリンガルバージョン。

 

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『がまくんとかえるくん』で知られる "Frog and Toad" シリーズは、もう少し字が増えるので、小中学生向け。こちらも日本語版と読み比べると英語の勉強になります。

 

 

 

 

 

 


こちらは、高校生や大人が読んでもしんみりして心に残る1冊。"Giving Tree"です。英語を読んで泣けるなんて、いい経験できますよ~ぐすん

 

 

こちらも以前はなかったCD付

 

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まだまだ、紹介しきれないほど、いい英語絵本はたくさんあります。本当は書店で手に取って選びたいところですが、このご時世なので、書評や口コミを参考にネットで買うのがよいですね。

 

 

ただ、COVID19の影響で、恐らく海外での印刷や流通が滞っているのでしょう。ちょっと手に入りにくいものも多いようです。

 

 

 

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