忙しくてちょっと間が空きましたが、前回の続きです。
結局、例の「なまけていたのに文句タラタラ」2学生は、月曜日の最後の授業に来ました。コヤツらはなんだかんだ休まないのです。来てサボってるのもどうかと思うが、進級したいので一応来ます。
そして、週が明けたらあまり成績を気にしていませんでした(いいのか…)
うちの学校は、成績書類の提出が月曜日17時半なのですが、そのギリギリ17時まで授業があります。4限の先生は悲惨です。ある程度、数字を出しておいて、この日休んだ学生の点数を引いて出せばいいようにしておくようですが、とにかく忙しい。
私は3限まででしたが、幸い基礎科の同じクラスが昼をはさんで2コマ(3時間)続きだったので "Movie Day"(映画を観る日)にしてありました。
予定では "Aladdin" 実写版を観ようね~♪と言っていたのですが、なんと当日になって先に借りられていました!(先週はずっとあったのに…)
仕方ないので、男子数名がいつも「ホラーを観たい」 と言っているので、面白かったスパニッシュホラーの 『REC』 と、ホラーだけだと時間が余るし後味が悪いので、美しい 『Frozen (アナ雪)』 の2本立てを選びました。
それと、他の先生が「最近の学生は 『ハリー・ポッター』 を知らない」というのを聞いて、それもいいか、と一応両方借りておきました。
学校には、図書館とは別に海外ドラマや映画のDVDを観たり借りたりできる施設があります。ただ、アメリカ版 なので家だと機械のリージョン設定を変えないといけなくて面倒らしく、学校でしか観たことがありません。字幕も英語とスペイン語とか、そんな感じで日本語バージョンではなく、あくまで学習用です。
さて、教室に行ってどっちがいいか聞いてみると、元気な男子数人(例の2人を含む)が予想どおり 「ホラー!」 と叫びました。前回は、90分授業中にかわいい 『ミニオンズ』 を観たので、たまには男子の要望どおり、ホラーにしようということでまず『REC』を上映。
このスパニッシュホラーは、B級映画っぽく、閉ざされたアパートの中でドキュメンタリーを取材中の若いレポーター女性と男性カメラマンが巻き込まれ、ずっとカメラを回していて(だから"●REC")、私たちはそのカメラの映像を観る、という設定でずっと進んでいきます(P.O.V = Point of View Shot 主観ショットという手法)。
バタバタ動いたり走ったりするので映像が揺れて気持ち悪いのですが、それだけ実際その現場に居合わせたような臨場感があります。レポーターの女の子もかわいいのに、だんだん恐怖でパニックになってすごい形相になっていくところも見どころです。
私が前に観たのはハリウッドのリメイク版だったので、言語は英語で観やすかったのですが、学校のはもろスペインのオリジナル版でした。しゃべっている口元がスペイン語、聞こえてくる吹き替えが英語、字幕の英語はしゃべっている言葉と合っていません。
なんだか慌ただしくて観づらい…
他の先生たちから「学生がホラーを観たいというから見せたけど、寝る」という話を聞いて、ホラーで寝るとはどういうこっちゃ、と思っていましたが、ヤツらは本当に寝ます!(笑)
ホラーと言えども、ずっと怖くて叫んでいるわけではありません。普通に話をしているところもあるし、謎や解決方法を話していて大事な場面もありますが、英語が分からなければ面白くありません。部屋を暗くしているので静かな場面で意識を失っていく…
まあ、私もたまに劇場にわざわざお金を払って観に行っておいて、退屈な場面で寝ることがあるので責める気持ちはありません。寝たければ寝てもいいし、観たくなければ観なくていい。
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