なんと、先日すでに本を出版してしまった後で気づきました。

 

 

まだ失敗談あったじゃん!あせる

 

 

元がブログ記事で、ブログは思いついたままに書いていたので、自分の仕事すべてを振り返るわけでもなくつらつら書いた記事を本にしたため、もれておりました滝汗

 

 

Kindle電子版のほうは後からでも結構訂正できますが、紙の本はそうはいかず。ただ電子版も今さら別の記事を投げ込むわけにはいかないので、今後も気づいたら細々とアメンバーさん限定で出していこうと思います。(今後もミスは続くであろうし汗

 

 

今回は「助詞の省略」ですが、なぜ気づいたかというと "Amelia" に出ていた過去の定例トライアル課題をやっていて、模範解答を見たら結構「助詞抜け」があったからです。

 

 

私はデビューしたころ、このルールを知らず、つい助詞を抜かしてセリフを書くことが多くて、翻訳会社のチェッカーさんによく指摘されたものです。

 

 

例えばですが・・・

 

 

「朝ごはん 食べた?」→ 「朝ごはんは(もう)食べた?」

「それ 私の」→「それは私のよ」

「それ やって」→「それをやって」

 

 

などです。

 

 

話し言葉ではよく助詞抜けが起こるので、吹替ならOKと言われました。でも字幕はあくまで「書き言葉」です。助詞抜けは文法ミスに見えるのでNGのようです。

 

 

ただ、子どものセリフなどでは自然な感じがしていいのではないかと感じます。助詞抜けがあった模範解答でも、子どものセリフでしたのでさほど違和感はありませんでした。

 

 

また、あまりチェックが厳しくない翻訳会社やクライアントだと、何も言われないかもしれません。何度も書いてきましたが、字幕ルールはいわば「慣例ルール」「業界ルール」なので、こうでないといけない、というものでもありません。

 

 

ただし、基本的には誰が観ても不快に思わないように、という気遣いは必要なので、一応正しい日本語文法に従って訳しておく方がベターだと思います。

 

 

セリフはつい話し言葉のままにしてしまいがちだし、自分のクセが出やすいので、ふだんから気をつけて訳すよう心がけたいですね。

 

 

 

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