監督:エドマンド・グールディング
出演:グレタ・ガルボ/ジョン・バリモア/ジョーン・クロフォード/ライオネル・バリモア
第5回アカデミー賞
「作品賞」受賞
★★★★★
作品の舞台はベルリンに在る高級ホテル、グランドホテル。
多くの人々が行き来するこのホテルには、
様々な人間ドラマが
日々繰り広げられるのであった。
例えば・・
グレタ・ガルボ演じる、自信を失った元人気バレリーナ。
ジョン・バリモア演じる、実は借金まみれの自称「男爵」。
ウォレス・ピアリー演じる、経営危機に苛まれる大企業の社長。ジョーン・クロフォード演じる、秘書。
そしてライオネル・バリモアが演じるのは、その企業から人員削減として解雇されたばかりの老人。
そんな個性豊かな面々が、たまたま同じ日にグランドホテルに滞在していたとしたら・・。
それぞれの人生が交差するその様子は痛快そのもの。
又、この作品がいわゆる群像劇映画の先駆けで、
「グランドホテル形式」と呼ばれるようになるほど、
その後の映画製作に多大な影響を与えたのである!
当時の豪華ハリウッドスターが繰り広げる
グランドホテルのある一日に釘付けにならずにはいられない。
ーーー
「出会い」って面白い。
たとえ、それまでは他人同士だったとしても
たまたまその日・その時間に居合わせたというだけで、
大きく人生が変わるような出来事さえあるのだから。
出会いの連続が日々、世界中のどこかで行われていて
喜怒哀楽が続々と生まれている。
この作品で描かれている、あるホテルの、ある一日を舞台に繰り広げられる「出会い」。
まるで春の嵐のようにそれぞれの人間ドラマが交差するその様子は、やっぱり痛快!
又、ひとつの出会いが終わった後も、
刻々と時間は刻まれ、他の人間達の日常が在る・・そんな当たり前の風景も、なんだか笑える。
人と人が「出会い」を繰り返しながら生きていく、人生の醍醐味が味わえる作品だ。
明日は一体何が起こるんだろう。
そう考えただけでワクワクしてしまうのである。
Mrs.Tiffany.
