ふいに起き上がりと僕は窓を開ける

小さな隙間からひんやりとした夜風が
まだ熱気収まらぬ部屋にスッと流れ込み
それがすこぶる心地良い

半透明のカーテンが音もなく揺らめいて
冷たい月光を漆黒の部屋に招き入れ
二人では狭すぎると笑ったベッドの
乱れたシーツに絡まった雪色の肌を
ぼんやりと暗闇に浮かび上がらせる

ゆっくりと上下するしなやかな背中
その背筋を伝う一粒の銀色の雫
その小さな輝きが、僕の呼吸を奪った