私は4年制の福祉大に通っていて、バイトをしながら福祉の勉強をしたいと思って、介護のアルバイトをした。
私が介護の仕事にきめたのは、すいよさんとの出会いがあったから。大学生で1年半介護のバイトをして、辞める時に「なんでもっと早く言ってくれなかったんだ」って泣いてくれたから。辞める数週間前から伝えてた、その時は遊びに来いよ!って笑顔で、元気出やれよ!って励ましてくれてた。辞める最後の日、今日で最後だよって言ったら、泣いてた。おれたちは友達だって言ってくれた。その時私は20歳、すいよさんは99歳。生きてる時間が5倍もちがうのに友達だよって言ってくれるすいよさんの人柄がすごく染みて、あたたかくて、大好きだった。
100歳の誕生日の時、遊びに行って、私のこと覚えてるかは危うかったけど、それが認知症。認知症なんだって理解できる私にしかできない仕事ってある。認知症、高齢者に理解がある私にだからできる仕事がある。そう思って介護にしたんだった。バイトしてた頃は、介護なんか絶対仕事にしないって思った。でも選んだ、自分の意思で選んだ。
今も介護辛い。でも、高齢者の寂しそうなところ、誰にも弱音を吐けないところ、そういったところを少しでも私が軽減できるなら、笑顔になれるなら、私は力になりたいって思ったんだった。
お金も大事、自分の楽さも大事、でも楽だけ追い求めるのも私の生き方じゃないなと思う。私は少ししんどいくらいの環境のほうがいいんじゃない?
サブチーフも、時が来れば回ってくるし執着しない。私は誰のために働いてるんだろう。お金のため、だけど、高齢者に寄り添える自分でありたい。笑顔で、やさしくて、清い心で、他人のためを思える自分でありたい。
今はまだ休憩が必要かもしれないけど、傲慢であってはならない。私は私のため、高齢者のため、働くの。
自分でどうにもできないことは考えないの。
謙虚に、素直に生きるの。