週に2回、日用品を届けに父親の入院先の病院に行っていますが、何やら医師から説明があると。


この時点で、先ず長くない事が察知できる。


食事も水も薬も拒絶し始めて

、死期が近づいた人にありがちな、昔の幻覚に浸っているらしい。


「今、麻雀でメシどころじゃないから」💨とか「う〜ん…いい手がない」などと口走ると💦


延命の手段が無いワケではないらしいが、内視鏡で胃に養分と水分を送り込む施術で、医学的に『生かした』状態にしかならないし、本人もイヤだろうし、何より不足のない位に生きたし、延命治療は断った。


「お迎え」とはよく言ったモノで、祖母の時も、母親の時もそうだったし、昔の幻覚を見るようになると、長くはない。

まぁ、唯一の趣味であった麻雀の幻覚を見ながら人生を終えるのも、幸せかも知れない。


本来ならば面会禁止なのだが、特別許可が出ての面会。

その意味が分からん年齢ではない。


で、やっぱり麻雀の幻覚に浸ってた(笑)


麻雀仲間が次々に先立ってしまい、何十年とやってなかったから、やつれていたが楽しそうに見えた。


回復する見込みが薄い事は、端から分かっていたが、「誰と麻雀してた?」「勝ってるのか?」「終わったら迎えに来るから」と話しかけてたら、付き添いの看護師さんが泣いてた。


やっぱり、長くない…というか、明日明日の話だなと理解した。


休みの前日ともなると、親父は麻雀三昧で、家が会場になることがしばしばだったから、徹マンなんかされると、翌日は部屋が臭くて💨

で、徹マン明けはどこかでクルマぶつけてるし💨


そんな事もあり、麻雀はキライでワシは覚えないでしまった。

麻雀狂いの親父に対しても、良く思ってはいなかった。




それでも、死期を間近にした親父を温かく見れるのは、『家族』だからこそなのであろう。


つい最近まで自力で日常を送っていただけに、ジェットコースター並の展開に付いていけてないが💦



そんなおやしを見て思ったのは、ワシは死ぬ間際どんな幻覚を見るのだろう?って事🤔


よさこいにドップリ浸った人生とは言えないし、アイドルヲタとしても、そんなにのめり込んでいるでもなし、ウルトラマンか仮面ライダーか、はたまたアントニオ猪木にでもなった、いわゆる「なりたかった自分」の幻覚でもみるのか?


一番、可能性として高いのは、これまでに可愛がって先立たれた犬や猫に囲まれた幻覚を見そうである。


つーか、誰にも看取られずに幻覚を見ながら最期を迎えるのか?

まぁ、こちらの可能性もかなり高い🤯



ともあれ、分かってはいるが、いざ現実となると、気が抜けるモノであります。


今でも感じますが、一人で暮らすには昔造りの家はデカ過ぎる🤐