先日夫に腹が立って、「私は、私があなたに接するように、あなたから接してもらった事は今まで一度もない。私はあなたから、一個人として尊重してもらったことがない。」と言いました。

 

こんな事を言っても我が家のアスペルガー夫に理解できるはずはないので、普段はあまり言わないのですけれどね。でもこの時は「もう伝わらなくても良い!黙って耐えたくない!」という気持ちになったんです。

 

それに対する夫の返しはこうでした。

 

私「私は、私があなたに接するように、あなたから接してもらった事は今まで一度もない。私はあなたから、一個人として尊重してもらったことがない。」

 

夫「うーん。…それは…悲しいなあ。」

 

 

夫のこの言い方、【そんなつもりは無かったのに、そんな風に言われるなんて俺は悲しい。】というニュアンスでした。

 


…は?

悲しいのはこっちよ。

 

 

それで、しばらく沈黙の後に夫は、「よくわかった。」と言いました。(なにが???)

 

そしてその時以降、夫の行動が謎に変わりました。

 

①食べ物をくれる。

夕食のメイン、例えば大皿のお肉があと少しになると、私に「食べて良いよ。」と言うようになりました。私が「もうお腹いっぱいだから、食べられるなら夫が食べちゃって。」と言っても、夫は「良いから食べなウインク」と言って、自分は冷蔵庫からお豆腐や納豆を出してきて、お腹を満たします。(私はお腹いっぱいだって言ってるのに…。)

 

②アイスをたくさんかってくる。

夫も私もアイスが好きなので、我が家の冷凍庫にはいつもアイスが入っています。だいたい1人につき、1〜4個くらい。だったのですが、夫は急に、私の分だけ9個も買って帰ってきました。その数日後には夫と私の分合わせて4個、そのまた数日後には箱のアイスを2箱…。(私はもうしばらくいらないよ…。)

 

③何でもかんでもやろうとする。

昨日、私は棚の上の方にあるカラーボックスを開けていました。その際に引き出しを引っ張り過ぎて、引き出しごと床にゴトッ!と落としてしまいました。中に入っていた帽子や衣服も、床に散らばりました。

落ちた音に気付いた夫、横目でチラッとこちらを見ると「やっておくから。良いよ。」と温もりのない声で言いました。

 

だけど「やっておく(片付けておく)から良いよ。」と言われても、私はそのカラーボックスに用があったからいじっていたんです。用は終わっていません。それに用が終わっていたとしても、私はこの片付けを夫にやって欲しいなんて思っていません。重たいものでもないし、手が届かない訳でもない。私は別に、何にも全然困っていなかったんです。(強いて言うなら夫の頓珍漢な発言にため息の出る思いだった。)

 

私はなにも答えずに、散らかった衣服に手を伸ばそうとしました。すると夫はすかさず、それを制するように「良いから。やっておくから。」と念押ししてくるんです…。(心の込もっていない目の圧がすごい。)

私は面倒になって、用も果たさず片付けもせずに、その場を離れました。

 

 

 

これが、アスペルガー夫の思う【尊重】なんですね…。

 

なんじゃそりゃ!

 

私からしたら「そうじゃない」感がすごいです。そもそも気を遣うシチュエーションがそこじゃない。しかも夫は私の様子やリアクションなんか全く見ていないし。自分が「良かれ」と思ったことを、ずーっとずーっと一方的に押し付けてくるだけなんです。

 

私はこんなのは全然嬉しくないし、それどころかとても窮屈です。心が疲弊してくる…。

 

こうして今日も、溝は深まるばかりです。

(埋めたいとは思っていない。だけど、ただただストレス。)