日産自動車が、2010年7月~9月期の決算で、純利益が1,017億円

前年同期比 4倍に増えたとの記事。


通期見通しを上方修正して、

売上高    8兆7,700億円

経常利益     4,500億円  (売上高の 5.1%)

当期純利益    2,700億円  (売上高の 3.1%)


の予定です。


円高による収益減があるものの、自動車の販売が中国や日本国内で

好調だったということです。


景気の落ち込みが落ち着いて、日本の中心産業である自動車が売れることは

日本経済にとっては喜ばしいことです。


株式運用としては、リスクリターンの関係から、買いが予想され、

本日の東証の前場でも 5%ほど株価を上げています。



<バリュー投資>の視点

バリュー投資の視点からみると、主に以下の理由で購入しにくいこととなる

でしょうか。


1 自動車の新車販売数のブレが大きいため、決算数字が読みにくい。

2 好調時で、売上高営業利益率が 5%では、元本割れリスクのある

  株式投資の銘柄としては、安心して買えない。

3 日本は人口が減るため販売が伸び悩むので、新興国の経済成長での

販売  を強化しなければならない。そのため、為替レートの変動で数字上読みにくい。


為替の影響を大きく受ける企業でも、営業利益率が高く安定していれば、

円高による減収を吸収しても利益は大きく残るでしょうが、やはり、10%を

切ってしまうと、個人投資家が購入するにはリスクが大きすぎます。


かと言って、利益率が高すぎるのも、経営上のリスクが潜んでいそうなので、

よくよく調べて理由をしっかり確かめる必要があると思います。






株式の長期投資セミナー向けの資料を作り込んでいて、あらためて実感しました。。。


日本の株式会社の利益率の “悪さ” 。


少数ですが当然利益率の高い会社もあります。


しかし、あまりにも営業利益率、純利益率が低すぎる・・・

営業利益率で10%を切る会社(どころか、5%を切る会社がほとんど)、

純利益率は5%を切る会社(ほとんどは3%以下)がほとんどです(困)


この低さでは見合わないリスクを負ってしまいます。


そして、法人税諸税が高すぎる(40~48%くらい)。

海外では20%台半ばが多いのに、、。



粗利益で挙げた利益を、経費で浪費しています。

人件費、地代家賃、リース料、減価償却費など


これは、まさに株式会社というよりは、公的機関と言えるのでは??


会社の成長よりも、給料をいくら払うか(もらうか)に重点がおかれているのですから。


日本の就労人口の公務員は10%を切っているみたいですが、

株式会社の社員は公務員化していますよね。






不動産バブルの崩壊で、REIT会社が倒産に追い込まれ、リスクマネーの流出が大きくなっています。


不動産の証券化の実績が少なくなったため、年金の受け皿にするためにREITを設立するファンドや、個人マネーを呼び込む目的のREITの設定も出てきました。


ただ、毎回バブルには共通のポイントがありますが、


・実需に沿った成長戦略をえがくこと(しっかり安定した賃貸収入など)

・ビルの立替で2~3年  不動産再開発なら10年  短期的に価格が値上がりすることは無い


という認識で運営する必要があるでしょう。



とは言っても、わかっていてもバブルはなくならない。


バブルにならないように気をつけていても、利益をあげたい、儲けたい、でも普通にやったら儲けられない、ことが、無茶な行動につながっていきます。