レントゲンに写らないけれども、むちうちの痛みやしびれが続くことは珍しくありません。
以前にむちうちの症状を経験された人は、ほとんどいないと思われますので、多くの方は、初めて経験する痛みやしびれに驚かれ不安になられます。
なぜレントゲンで異常が認められないのに、痛みが出るのでしょうか?
これを理解するには、レントゲンとむちうちの特徴が、大きく関係しています。
病院で通常レントゲンを受ける場合には、単純撮影という方法が用いられます(単純撮影に対してほかの写し方の例としては造影剤による撮影が挙げられます。一般的に、普通に病院で行われているレントゲン撮影法がこの方法です)。
このレントゲンの特徴は、骨をメインで写しています。
これにより骨の骨折や脱臼加えて、関節の関係性の確認ができます。
しかし残念ながら神経や内臓、靭帯の確認には適していません。
それに対してむちうちとは、「むちうち」の発生と症状でもお話ししたように、神経の引き伸ばし損傷ですので、骨自体に問題がなくても症状を出します。
レントゲンに異常が写らなくても、痛みを出すことが多いのは当然なのです。
医師は、レントゲンから首の骨の関係性を確認します。
そこでレントゲン上の異常がないことと、ご本人の感じている症状(自覚症状)のみで、「むちうち」と診断される場合がほとんどです。
レントゲンより骨と骨の間、関節の間が狭まっているものがあれば、そこが異常とされることがありますが、症状がきつく稀なタイプです。
レントゲンで異常がないこと=症状がないことないことではありません。
中にはそういう理由から、医師や周囲からも痛みを理解してもらえないことが多く、それがかえってストレスとなり、痛みの増強につながっていることもあるようです。