はじめまして、うたすこと申します。
いつもはtwitterでミスチル関係のことを呟いているのですが、伝えるのに文字数が足りなかったりして歯がゆい思いをすることがあるので
気にせず色々書けるブログを始めた所存です。
ちなみに
TwitterID:@Mr_Childrensuko
(リプとかする人数えるほどしかいないので仲良くしてやってください😢)
この間のツアーに2日も参加させてもらえたので、サムネがわりに置いときます。
更新は不定期ですので気付いたときに読んでくれると嬉しいです🙇♂️
ここのブログでは、ちょっとした小ネタやミスチルの様々な考察を主に行っていきたいと思っております。
ミスチルはメロディも歌詞のメッセージ性も素晴らしいですよね。
使われている言葉、豊かな比喩表現も魅力の一つです。
そんななかでも、個人的には韻にもよく注目して聴いています。
このブログでは「桜井さんは何を伝えたいのか」のようなものからある程度距離を置きつつ
韻に関する内容を深く掘り下げていきたいと思ってます。
あんまり韻に特化して書いているブログは多くはない気がするので、そこで差別化を図っていきつつ
Mr.Childrenの韻の素晴らしさをもっともっと共有したいなと思っています。
ちなみに桜井さんの韻のみに特化した超ニッチな歌詞Botも管理しております。
TwitterID:@Sakurai_rhyming
(一生懸命作ったのでフォローまじでお願いします🤲)
botツイート垂れ流しではなく、頻繁に私自身がツイートしてますので差し支えなければフォローしていただけると嬉しいです。
「あっここ踏んでたんだ!」みたいなのを見つけてもらえたら☺️
ただの挨拶で終わるのも味気ない上に次の記事に期待してくれないと思うので、一部桜井さんが踏んだ韻について紹介したいと思います。
『フェイク』より
<1番サビ>
"虚しさを抱えて 夢をぶら下げ
二階建ての明日へとTAKE OFF
灰になっても
諦めちゃまた始めから出直したりして
まだ自分を嫌いになれずにいるみたいだ
身体中に染み付いている嘘を信じていく"
<2番サビ>
"寂しさを背負って 恋に繋がれ
地下二階の過去からTAKE OFF
ハイエナのよう
つまづいて抜かれたけどびゅんと追い詰めて
ちょっと自分にプライド取り戻したのに
この手が掴んだものはまたしてもフェイク"
【解説】
桜井さんが得意としている韻の踏み方の一つに、「1番と2番の同じメロディの箇所で踏む」というのがあります。
ここでは、「ていく/フェイク」で踏んでいるところが割と有名ですが
同様の踏み方で「ぶら下げ/繋がれ」で踏んでいるところに桜井さんの芸が細かさが伺えます。
またこれも有名ですが、「灰/ハイ」の子音で頭韻を踏んでいます。ちなみに大サビに「ハイジャンプしよう」でさらに「ハイ」で合わせています。
フェイクの韻の凄さはここからです。
まず、"二階建ての明日へと"
これ自体普通の違和感のない文であるにも関わらず
「階建ての/明日へと」で「あいあえお」とタイトに踏んでいるのです。
実際歌ってみればわかりますが、「二階建ての」と「明日へと」は同じメロディの繰り返しになっており、先ほどの「同じメロディで踏む」を超近距離でやってるわけです。
そして2番のサビ、ここと同じ箇所ですが
メロディを矢印で表現すると
「ち↓かー↑ に↓かー↑ いの↓かー↑ こ↓かー↑ ら↓」
となっており、音が上がるところだけ「か」で合わせてあります。
韻というのは一定のリズムで音を合わせることですので、これも韻の一種です。
歌ってみたとき、ここだけ気持ちよかったりリズムの良さを感じませんか?それが韻の効果です。
桜井さんはこういった韻まで、自然な歌詞の中に落とし込むということを平気でやってのけています。
フェイクの場合、"二階建ての明日"と"地下二階の過去"で対義語で対応させながら、韻の種類を変えて、さらに意味を通しているところが凄まじいです。
正直、色々なアーティストを聞く中で、ここまでいい韻を踏む人は桜井さんくらいだと思っています。
………。
「いや、たまたまじゃないの?」
と思った方はぜひ「I'm talking about Lovin'」を聞いてみてください。同じ手法を取っていることが分かります。
こんな感じで韻に関しては解説というか紹介をしていくつもりです。
では今日はこの辺で、読んでいただいた方はありがとうございます。
ブログの宣伝はツイートしますので、TLから見ていただけると嬉しいです。
それでは次回も読んでくれると幸いです☺️
ps.ブログタイトルは分かる人には分かる、アレです。
Twitter ID:@Mr_Childrensuko(うたすこ)
:@Sakurai_rhyming(ミスチル桜井和寿氏が踏んだ韻bot)