安全靴ができるまで⑥~底付け|VP製法~ | Mr.安全のブログ

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前回のCP製法に引き続き、VP製法についてご紹介します。

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    当店の3つの製法のうち、2つ目のご紹介です!





【製法】
英語ではDirect Vulcanizing Process、日本語では直接加硫圧着法と呼ばれる製法で、未加硫のゴム片を靴底の型をした金型に入れ、加熱してゴムを加硫しながら圧着する製法です。

(注:スニーカーなどにおいても、靴の周囲に巻いた帯状のゴムを圧着させる際や、非常に装飾性の高い靴底を圧着させる際などに、加硫缶と呼ばれる高温の空間に靴を投入し圧着する場合があります。この製法も同様に直接加硫圧着法とか、V式、バルカナイズ式などと呼ばれますが、ここで説明する安全靴の製法とは異なります。)

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    前回CP製法の接着剤を使って圧着する製法と違って金型を使用するんですね♪






【特徴】
素材としてのゴムが合成ゴムに変化しながら靴底に成型されつつアッパーと結合するため、接着力が極めて強く、底はがれの心配が非常に少ない優れた製法です。
この成型の際の金型の温度は極めて高く、高温に晒される作業現場などでの使用にも充分に耐えうる非常に頑丈な靴底を作ることができます。

また、靴底の成型を高い圧力の金型で行うため、比較的大きく厚い構造物を小さく薄く圧縮して靴底に収めることも可能です。そのため頑丈さや断熱性を求められる安全靴や軍用の靴などの製造に使われることが多い製法です。

例えば当社ではアスファルト舗装工事専用のHSKシリーズなどにこの製法の特性を活用しています。

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    熱に強い事が最大の特徴なHSKシリーズはこの製法で作られているんです!





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    この製法により熱しにくい快適な安全靴が出来上がるんですね!






次回の~安全靴ができるまで~シリーズでは「IJ製法」についてご説明します。



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