初めての投稿になります。
これから学びのアウトプットの場として、いろいろと綴っていきたいと思います!
記念すべき1回目は、本からの学びです。
「消費税増税と社会保障改革」
著者 : 伊藤周平
こちらの本、オリラジのあっちゃんがyoutubeで話されていた本になります。
気になり私も読んでみました。
本の概要としては、社会保障四経費(年金、医療、介護、少子化対策)をそれぞれの分野ごとに分け、仕組み、現状、問題点、解決策などについて書かれています。また、それらの財源となる消費税との関係にも触れています。
普段あまり考えたことのない分野でしたが、政府がどのような思惑で消費税増税などの政策を行ったかなどが知れ、改めてしっかりと政治に目を向けなければいけないなと思わせてくれました。
その中で、印象に残った学びを1つ書かせていただきます。
消費税の使途について…
消費税は「高齢化社会における社会保障の安定財源」と位置づけ、消費税収(国分)は法律上、全額社会保障四経費に充てると明確にしているそうです。
しかし、特別会計などを設置して「社会保障四経費」を他の歳入、歳出から区分して経理することはしていないのだとか…。
つまり、消費税を全額「社会保障」に充てると言いながら財布は他の歳入とまとめてしまっているため、実際に全額が「社会保障」に充てられているかはわからないということです。
実際、消費税は1989年に3%、1997年に5%、2014年に8%、2019年に10%と増税されてきています。
それに対して、社会保障費の財源の一部となっている法人の税率は1989年に40%、1990年に37.5%、1998年に34.5%、1999年に30%、2012年に25.5%、2015年に23.9%、2016年に23.4%、2018年に23.2%と半分近くになってきています。
また、消費税が増税されれば社会保障も充実するはずですが、給付水準の引き下げや給付要件の厳格化など、逆に改悪されているような気がしますよね…
そう考えると、やはり消費税を全額「社会保障経費」に充てているとは考えずらいですね…。
だいぶ長文になってしまいましたが、今日の学びについて書かせていただきましまた。
しっかりと政治に目を向けて、一国民として日本の未来を良くして行けたらと。そして子供、孫世代が住みやすい国になればと願っています。