インフルエンザの症状がでたら、

早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

発症から48時間(2日)以内であれば、

インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬が処方されるようになりました。

早ければ早いほど効果的です。
 なお、医療機関を受診する際には、必ずマスクを着用しましょう。

病原体であるインフルエンザウイルスを寄せ付けないようにしましょう。

ウイルスは低温、低湿を好み、

乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂っています。

加湿器などで室内を適度な温度、湿度に保ちましょう。

流行期には、

外出する際にマスク(できれば厚手の)を着用することも有効です。

また、罹患した人では、

咳やくしゃみの飛沫から他人に感染するのを防ぐ効果もあります。

手洗いは接触による感染を防ぎます。

また、うがいはのどの乾燥を防ぎます。



○手洗いの方法

手は、外で様々なものに触れて、想像以上に細菌等に汚染されています。手を洗い細菌等を洗い流してしまうことは、非常に効果的な感染症の予防方法です。

  1. 手を水で濡らし石鹸を泡立てます。固形石鹸の場合は水ですすいで元に戻しておきます。
  2. 手の甲、手のひらから、親指、指の付け根、指と指の間をていねいに洗っていきます。
  3. 爪の隙間を注意して洗います。この時歯ブラシなどを使って洗うと効果的です。
  4. さらに10秒から15秒もみ洗いをします。この作業が手についた細菌等を洗い流すのに効果的です。
  5. 清潔なタオルで手を拭き乾かします。


○うがいの方法

のども手と同じように外の空気に直接さらされる部分です。のどは細菌等を体の中に進入させない働きをもっていることから驚くほどの細菌等が付着しています。細菌等を取り除くためには、適切な方法によるうがいが必要です。

  1. うがいがしやすい量(約20ミリリットル)の水、またはうがい薬を希釈したものやお茶(お茶には殺菌作用があるので意外と効果的です。)などをコップにとります。
  2. まず、残った食べ物などを取り除く目的で、口に含んで強くうがいします。
  3. 次に、上を向いて、のどの奥まで液が回るように15秒程度うがいします。
  4. 3と同様に15秒程度のうがいを何回か繰り返します。