やたらとあの日から、
ヒョンニムが社長……
シグンさんの事を聞いてくるようになった。
たしか、大手出版社の次男で、
絵本作りを専門にやりたいからと、
親元を独立したとかなんとか。
正直に言ってしまえば、
考え方は大好きだけど、
彼自身にまったく興味なんてないから、
そんなに詳しくわからないのに、
何を隠してるんだ?って……。
どうしたんですか?
ヒョンニム。
アフリカから戻って、
彼が一緒に暮らそうといってくれた時、
とてもうれしかった。
けど………。
前とは違う。
前は、コ・ミナムとして、
会社にも自由に出入りできたし、
当然のように合宿所にもいることができたけど。
今はただ、彼の帰りを待たなければいけない身。
アフリカで知ってしまった、
一人でいる寂しさ。
戻ってきて、二つ返事で一緒にいたいって、
本当は言いたかった。
だけど。
きっと一緒に暮らすと、
一人の時の空間が寂しすぎて、
私はきっとだめになるんだろうなって思うと、
どうしても一緒に住むことができなかった。
最初から一人なら、
1人の時間もきっと寂しくないから。
帰ってくるかもって思うと、
どうしても待っていたくなるから。
帰ってきてくれたら、
抱きしめてって我侭をきっと言いたくなるから。
メールだってそう。
最初は嬉しかったメールも、
どんどんつらくなった。
送ってしまえば、返事をまつ。
返事をまつ間、本当にあまたの中が
彼だけになってしまって、苦しい。
それなら……返事をしなければいい。
私の全部をあの人にしてしまうのが怖い。
愛しい人は、一人でいることになれた人。
愛をすごく求めていた人だけど、
もしかしたら、いつか一人の時間が恋しくなるかもしれない。
そのときに、もし私のすべてが
あの人だけになってたら?
幸せなのに、毎日が不安だった。
なんで気づかなかったんだろう。
私が不安なら、彼だって不安だったってこと。
彼がどんな気持ちで、
私からの連絡を待っていたんだろう。
このとき、
人の気持ちが見えなくなっていたのは、
間違いなく私だったんだと思う。
アフリカから戻って、
ボランティアを投げ出した手前、
院長様にお世話になる訳にもいかずに探した仕事。
高校しか出ていない私にできる仕事は、
簡単にみつけることなんてできなかった。
私って…………何ができるんだろう?
私って…………何がしたいんだろう?
シスターになることだけしか考えてなかった頃って、
ずいぶん楽だったんだな。
就職情報誌を買いに、書店へ立ち寄った時、
ふと心地のよい声が耳をくすぐった。
何だろう…?
『こわいよぉ~!!子猫のチャメは、
小さな足で必死に必死に走りました』
ふと、本棚の角を曲がった小さなプレイスペース。
そこにはたくさんの子供たちが、
すごく心配そうな顔をして、
声の主を見守っていた。
あっ…読み聞かせの会?
1冊の絵本を持った男性が、
さっきの声の主。
孤児院で、院長様やシスターたちや、
先生たちにたくさんの絵本の読み聞かせをしてもらったけど、
男の人の読み聞かせって初めてかも。
その後のこと、実はあんまり覚えてなかったりする。
なんだろう。
ヒョンニムの歌を聴いている時みたいな、
あまりに心地のよい声でつむがれる言葉は、
絵本の魅力を何倍にもしてくれてるみたいだった。
「おねーちゃん、泣いてるの?
痛いの?大丈夫?」
「えっ…あ」
すごい……。
お話がよかったのはもちろんだけど、
この人、きっと絵本がすごく好きなんだろうな。
気がついたら涙が流れ落ちていて、
朗読会も終わっていた。
5歳ぐらい?
かわいい女の子が、心配そうに見上げてくれてるから、
その場にかがみ、微笑んで見せる。
「お話がすごく素敵だったから、
涙がでちゃった。すごく素敵なお話だったね」
「よかったぁ。シグンくん、痛くないって」
タタタッっと走っていった女の子が向かった先は、
さっき絵本を読んでいた人。
柔らかな笑みを浮かべ、女の子の頭をなでると、
ヒョイっと抱き上げ、近づいてきた。
「泣くほどの内容でしたか?」
「えっ…?」
ぶしつけな質問…。
「どこにでもあるようなお話でしょ?
大人のあなたが泣くような内容ではない」
「そんなことありません!
本を書いた人に失礼です。私はとても感動しました」
何?絵本が好きな人だと思ったのに………。
自分が感動をしたお話。
そして、この人がつむいだからこそ、
より感動したと思えたのに。
「ほんと?お姉ちゃん、このお話好き?」
「うん。大好き。子猫のチャメが、穴に入るところとか」
「ぶっ」
えっ?
いきなり盛大に噴出した、シグンくんと呼ばれた人。
「あ、失礼。眉間にしわ寄せて怒らなくても」
「怒ってませんけど…、私何かおかしいこといいましたか?」
「いや、目がキラキラしててね。
お話を聞いてる子供と同じ目だなって…そんなに気に入った?」
なんだろう。
初対面のときのヒョンニムみたいに横暴じゃないけど、
どこか自分を優位に見てる感じがする。
「はい。とても気に入りました。
あなたの朗読も………すばらしかったと思います」
失礼な人だけど、本当にそう思った。
へぇって笑った後に、私のことをじーっと見たあと、
何か考え込んでいるのか、宙をにらんでいる。
「お姉ちゃん、あのお話ね、スミンのオンマが書いたの!
ねっ、シグンくん」
「そうなんだ。オンマ凄いね!!
お姉ちゃんも1冊買って帰るね。
スミンちゃん…?
オンマにとても感動しましたって、伝えてね。」
「うんっ!」
ふふっ。可愛い。
にこーーーーってとっても嬉しそうに笑うから、
さっきとは違って、自然に私の顔もほころんだ。
ところで、スミンちゃんを抱きかかえているこの人、
いったい誰なんだろう。お父さんではなさそうだし………。
「シグンくん、おろして!スミン絵本見てくる」
「んっ、あぁ」
下ろされた女の子は、
まっすぐにプレイスペースへと走っていく。
ここの本屋さんは、こういう場所があっていいなぁ。
……もし、私がオンマになったら連れてきたいな。
あ、でも、こんなところにヒョンニムが来たら、
パニックになっちゃう。
ふふっ。
でも!!とにかく今は仕事。
就職情報誌、
家に帰ってチェックしなくちゃ。
手に持っていた就職情報誌とは別に、
積まれていた絵本を1冊手にとり、
まだ宙をにらんでいる目の前の人に、
軽く頭をさげて、レジへと進もうとした時、
ふいにかけられた言葉に、驚いた。
「仕事探してるんだったら、
うちで働かない?ちょうど一人欲しかったんだ」
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ごおめんなさい。ちょっと、なんていいますか、
コンサートに行ってきました。
そこからもう病気にかかってしまいまして、
現実社会に戻ってこれない←
やっ、ここも妄想なんだけどさ(笑)
仲良しの書き手というか、友達と、12月から復活のお約束をしていたのですが、
昨日はコンサートのチケットの争奪戦がございまして、
打ちひしがれておりました………。←や、お昼に牛筋たきはじめてね。忙しくてさ。
そして夜は別の友達と、慰めあいました←
というわけで、ふっかーつ!
ジェルミでてこないから、ちょっと修正して、間にジェルミぶっこみ用意なぅ←。
今日は今からお友達の家にいってくるですよ。
ちびっ子へのお土産は、クリスマス向けの詰め合わせセット。
便利な時期だよね←
ごおめんなさい。ちょっと、なんていいますか、
コンサートに行ってきました。
そこからもう病気にかかってしまいまして、
現実社会に戻ってこれない←
やっ、ここも妄想なんだけどさ(笑)
仲良しの書き手というか、友達と、12月から復活のお約束をしていたのですが、
昨日はコンサートのチケットの争奪戦がございまして、
打ちひしがれておりました………。←や、お昼に牛筋たきはじめてね。忙しくてさ。
そして夜は別の友達と、慰めあいました←
というわけで、ふっかーつ!
ジェルミでてこないから、ちょっと修正して、間にジェルミぶっこみ用意なぅ←。
今日は今からお友達の家にいってくるですよ。
ちびっ子へのお土産は、クリスマス向けの詰め合わせセット。
便利な時期だよね←
