今回も基礎練習の話です。

 




基礎練習が大切だというのは
わかるけれど、一体何を使って
練習すればいいの?



という人は少なくないかもしれません。



世の中には
ピアノ学習者全般向けから
ジャズ学習者向け、初心者向け、
子供向け、大人向けなど、



数知れぬ練習曲集が出版されています。



この中から自分にあった
一冊を独力で見つけ出すのは、

至難の業です。



何を選べばいいかわからないから
さっそくモチベーションが下がり
始めている(ある時期僕もそうでした笑)……



というあなたに、とっておきの
オススメの一冊を紹介します。



それは……

 

 

ずばり、『ハノン』
 

 

です。



やっぱりか、と思った方も
いらっしゃるかもしれません。



それ以外が聞きたかった、
という人もいるかもしれません。笑



しかし、自分の目で
見て回れるだけの教則本を
見て回った結果
(そして色んな人に意見を仰いだ結果)、



やはりこの一冊に尽きる、
との結論に至りました。


 

 

ちなみに『ハノン』とは19世紀フランスの
ピアノ教師C. L. アノン(英語読みでハノン)が
書いたピアノの基礎フレーズ集で、主にクラシック
ピアノ界で圧倒的地位を誇るピアノ教本の一つです。

 

 

 

 

では、なぜ『ハノン』が良いか?



その理由は、主に次に上げる3つです。

 

  1. 各指の強化、素早い指の動き、
    コードを押さえる力という
    ジャズピアノに必要なスキルを
    すべて鍛えることができる


     
  2. 単純なフレーズの繰り返しが
    ほとんどなので、自分の必要に
    合わせていくらでもカスタマイズして使える

     
  3. すなわち、一生使える




1.の3つのスキルについては、
長くなるので、別の記事で
扱いたいと思います。



2.に関してですが、
『ハノン』の練習フレーズは
大抵、8分音符または16分音符のみで
構成された非常に単純なつくりになっています。



ということは、テンポを変えて
練習するのも、リズムを変えて練習

するのも、調(key)を変えて練習
するのも自由自在
なのです。



つまり、初級者でも上級者でも
自分の目的に合わせて使用することが

できるというわけです。



1. と2. を合わせれば、
3. (一生使える)ということが言えます。



『ハノン』以外にこれほど
便利な教則本は無い
、というと
言いすぎかもしれませんが、



これだけ長い間、多くのピアノ学習者に
用いられてきただけあって、
どこをどう切っても便利な
教則本なのです。



基礎練習の曲集にお困りの
あなたは、ぜひ、いますぐ、
Amazonのサイトにアクセスして
カートに入れてください。



これ一冊あるか無いかで、
あなたのジャズ人生が大きく変わると

言っても過言ではないでしょう。