今回は、基礎練習を楽しく充実したものにする

コツを伝授したいと思います。

 




なぜこんな記事をわざわざ書くかというと、
とにかく人は基礎練習を怠りがちだからです。


これはピアノに限った話ではないかもしれません。


基礎練習は必要なことだと分かっているけれど、

つい面倒くさくて怠ってしまう。


なぜ面倒くさいのか?


なぜ怠けてしまうのか?


その答えの一つは、「やりがいに欠けるから」

ではないでしょうか。


僕自身、基礎練習が好きなほうではありませんでした。

(中には「基礎練習が楽しくてたまらない」という

よくわからない人もいますが汗)


最初のうちは意気込んで『ハノン』などを譜面台に広げて

メトロノームをセットするのですが、しばらくすると飽きてきて、

その日やる予定だったページをやり終わらないうちに別のことを

し始めてしまう、そんなことがしょっちゅうでした。


しかしある時、ある先輩が「基礎練習を充実させるには

コツがある」と言って、そのコツを僕に教えてくれたのです。


先輩が教えてくださったこと自体は、それほど耳新しいものでも

何でもありませんでした。


しかし、騙された気になってそれを日々の練習に

取り入れてみると、あんなにつまらなかった基礎練習が

見違えるように面白くなってきたのです。


「基礎練習って、やって意味あるんだ!」


と恥ずかしながら実感した瞬間でした。笑


その実感をぜひこのブログを読んでいるあなたにも

味わっていただきたいと思い、この記事を書いている

という次第です。


さて、そのコツとは……



1日5分でも良いから、毎日続けること

 

 

……なんだ、そんなことか、と思われたかもしれません。


それができれば苦労はないよ、ともおっしゃるかもしれません。


しかし、大切なのは、「(練習のコツを)知っていること」

だけではなく、「実行すること」なのです。


右足を出して、左足を出せば、歩ける。
これは「当たり前」です。


同様に、練習すれば、うまくなる
これも「当たり前」なのです。


「練習したのにうまくならない」と言っている人は、

練習したと言いつつやっていないか、うまくなって

いるのに気付いていないかのどちらかです。


では、「練習したからうまくなった」という実感を

得るためにはどうすればいいか。


少しづつ、毎日やればいいのです。


少しづつ、というのは、
目標を大きくしすぎて挫折しないため。


毎日、というのは、
結果(うまくなったかどうか)がわかりやすくするためです。


たとえば、1日のタスクをハノンのどれか

一曲だけ、としてもかまいません。


いま弾けるテンポより少し早いテンポ

(BPM+10程度)を目標に、毎日1〜2回、

メトロノームに合わせて一通り弾く。


それを一週間も続けていれば、目標のテンポで

難なく指が動くようになったことを実感するでしょう。


そうすれば、次の課題に進めば良いのです。

(目標の設定の仕方は、もちろんテンポだけでなく

強弱やリズムなど様々に工夫できるでしょう。)


目標の設定次第では、もう少し時間がかかるかも

しれません(高望みして目標を高く設定しすぎないように!)。


しかし、音楽の世界では(少なくともピアノの基礎技術の世界では)

越えられない壁というものはありません。


自分のいまの状態によく気を付けて練習を進めれば、

ひとつひとつ課題をクリアすることはそう難しいことでは

ないことに気付くはずです。
 

 

まとめ

 

 

基礎練習が楽しく充実したものになるコツは


少しづつ、毎日やる習慣をつけるということ。


うまくなれると信じて、うまくなった自分を想像しながら、日々の練習に励みましょう!


もし今日の練習がこれからだという人は、

今日の練習の最初にやる基礎練習をいますぐ決めてください。


今日はもう練習しないという人は、

明日の練習メニューを考えておきましょう。


いま持っている基礎練習本の1ページ目、など、

ぱっと思いつくもので構いません。


再三言いますが、うまくなるためには、「練習の仕方を

知っている」だけではなく、「実際に練習する」ということが必要です。


では、あなたのジャズピアノライフが充実したものになりますように!