「企業年金マネジメント―制度運営から監査まで」 (宮田信一郎著、東洋経済)
を読みました。博報堂の年金基金運営に携わる、宮田氏の著作です。
読む前は、運用そのものの戦略などが書かれているのかと期待しましたが、
それはほとんどなく、企業年金のガバナンス、内部統制などがテーマでした。
地味ながらも重要なことであろうと思います。
地方の中堅企業の小規模年金運営に若干関与しています。
他の年金基金の方のお話しを聞いても、どこもたいへん苦労しているようです。
大企業の規模の大きな年金は、それなりに充実した経営資源(いや 基金運営資源?)がありますが、
リソースのない、特に地方の基金は属人的な運営で、ガバナンスも十分でなくところは、多々ありそうです。
これも 農業と並んで興味のあるテーマなのですが、なかなか、実際には行動はできておりません。
農業(コメ)と金融(コメ先物)、地方中小年金基金運営。
このあたりに、仕事と個人的な興味を絡めて、何か取り組みたいのですが、
現在は、別な方面で、重い課題があり、なかなか・・・・
現在は多少なりとも本を読み、その分野の人のお話しを聴く機会を持ちたいと思っているところです。
「チャレンジする年金運用―企業年金の未来に向けて」
企業年金連絡協議会 資産運用研究会 編
先日は、日本CFA協会で、この本の編者の皆さんを迎えてのセミナーがあり、ぜひ、参加したかったのですが、
結局東京へ行けませんでした。 大企業年金での 最近の挑戦をお話しされたものと思います。
こんなこと一つ取っても、地方年金は 不利なのだ・・・