「上場会社法制の国際比較」(中央経済社・藤田勉)を読みました。

この中で、世界の主要国のGDPと株式市場の時価総額の比較データがありました。


2009年末とやや古いのですが、

日本は時価総額はGDPの0.48倍でした。

藤田さんによれば、直接金融システムが発達しているアングロサクソン系の国、

米国、英国、カナダ、オーストラリアは1倍前後。

そうでない国は先進国でも時価総額が低い!

日本、そして欧州の大陸国フランスは0.45倍、ドイツは0.27倍。なるほど。

ちなみに中国は0.13倍、ブラジルは0.39倍です。

こりゃ、中国、ブラジル株、買わなきゃと思います。

しかし、日本も市場改革でまだまだ上がる余地もある!?のかもしれません。

なかなか、日本の株式市場が欧米並み、とは今後を考えても ならないのでしょうが。


さて、来週30日は、いよいよMBOセミナーです。

つい最近のニュースで、PEファンドの有力プレイヤー、アドバテッジ・パートナーズが、東京スター銀行の買収資金の返済を不履行で、株式を債権者に譲渡という びっくりのニュースがありました。

この件もぜひ 聞いてみたいです。

他にも、こちらは上場株投資ファンドと思いますが、結構有名であるムーンライト・キャピタルが 自己資本不足で業務停止の記事も 目に留まりました。


日本企業への投資は なかなか 儲からない投資なのでしょうか。