「デフレの正体」(藻谷浩介氏著)を週末に読みました。

生産年齢人口(15~64歳)の減少を経済停滞、デフレの原因であることを、確認、認識した上で、適切な対応策を考えるべし、ということで非常に参考になりました。 非常に、ということでは表せない、とっても、ものすごく、といくら形容詞をつけても足りない感じです。

めったに、そんな本はないのですが、これはすごい。前にこのように感じたのは

「Web2.0革命」(梅田望夫氏著)だったと思います。

ともに社会全体が大きく変わっているのだ、ということを感じさせる内容です。


高齢化も、少子化も、生産年齢人口(15~64歳)の減少の影響の一面を表すだけのようです。

本の中で、著者は状況と、それを踏まえての日本国・日本企業のとるべき策をいくつか、具体的に提言しています。それとは別に読んだ人それぞれが、自分の関わる仕事において、当社ではこれをしなくては、というのも色々頭に浮かぶのではないかと思います。そういうものがたくさん浮かんで、読んで興奮するような内容です。


この本の中では移民政策にも触れていますが、根本的、最優先の課題とはなっていません。

来週、移民政策に関するセミナーに参加しますが、果たして、どのようなお話と続く議論が展開されるのか、注目です。