本日は、ちょっと変わった、楽しい昼食会に参加した後、インドに関するセミナーに参加しました。

ずいぶん先ですが、2050年の経済予測を見ると、インドは人口では世界1位、GDPでは米国と並び世界2位(1位は中国)ということで、この大国にも目を向けなければならない、というムードは高まっています。

一方で、中国に比べて成長速度は遅い、ほんとに、そんなに成長するのか?という疑問もあり、そのような質問も出ました。インドからのプレゼンターの回答は、「中国との違い、インドは民主主義である。中国以上に、長期持続的安定的な成長が期待できる。」というものでした。

先日のビジネス雑誌でも、米国は対中関係重視で日本は軽視されていくのではないかという懸念がある。しかし米国には、「いやいや、やはり米国は日本を重視している。それは日本は民主主義だから」という記述がありました。

中国の実力者/有名人といえば、どうしても真っ先に、共産党・胡錦濤さんがイメージされます。優秀な企業経営者もいますが、どうも政治に比べると陰が薄いです。

一方でインドをイメージすると、政治家は浮かびません。首相?誰だっけ、という感じ。シン首相、浮かびません。むしろタタさんなど、ビジネスマンのほうが有名。

その点、日本も外国から見ると同じでないでしょうか。

民主主義でも、米国や英国は政治家もインパクトありますが。


誰も強力、独裁的なリーダーシップは持ち得ないだけに、極端な政策には走らない。そういう点では、外国の政治家からもビジネスマンからも安心感があるかもしれません。

しかし、民主主義だから経済が安定持続的に成長する、というのは経済環境、フォローウインドが吹いている時なんでしょうね。 果たして政治の目立たないインドは、経済大国になるか!?