この週末は、新潟の実家で用事があり、バスを利用して一泊2日、慌しく帰省しました。

帰宅のバス中での読み物として、家の本棚にある昔読んだ本を選んで来ました。

石川好「ガーデンボーイ」。石川さんの青年時代の実体験、60年代のカリフォルニアの農場生活3部作の最終話。このガーデンボーインは庭師の仕事をしている時の話なので、厳密には農場生活ではないですが、農場関連のお話もちょっと出てきます。

これは60年代の米国のカリフォルニアでの3年間のお話。このあと70年代にアジア~ヨーロッパを1年かけて旅した、沢木耕太郎さんの深夜特急。 この二つ、ともに大学生~20代で読んだ、印象に残る本です。

自分もそうですが、多くの若い人に、外国に行きたいと思わせる本だったと思います。


朝日新聞に芥川賞作家(兼ビジネスマンですが)の磯崎憲一郎さんが、作家の口福というタイトルのエッセイを連載中です。色々な作家が、印象に残る食、のお話を書くというシリーズのようですが、6/19には大学のボート部の合宿所の食事のお話がありました。

1年後輩の私も、そこに書いてあったことと同様の合宿所食事当番を経験しています。

選手として出番が少なかった分、食事当番の回数が多かったかも。またセンスがないのは、スポーツも炊事も同様なのか、私と同期の人のペアは要領が悪かったです。4時から50人分のとんかつ定食に取り掛かり、9時まで揚げていたような記憶があります。

この後、まだボート部のお話が出るかどうかわかりません。

試合、練習、食事以外にも色々印象的な出来事はあるのですが、どうでしょう。

埼玉の戸田公園から千葉の銚子まで、人の動力で進むボートで往復する(4泊5日)、銚子遠漕なども印象深いです。2度体験しましたが最初の時は、磯崎さんと同じ船で、さらにその1年上のとても怖い先輩お二人が一緒で、とても緊張しながら行ったような、おぼろ気な記憶があります。

これは自分が実際、旅もできるようになった80年代後半のお話。

磯崎さんには、ぜひ80~90年代の青春実話、読んだ人が旅に出たくなるような本を出していただきたいと思います。