商事法務も1900号だそうです。おめでとうございます。旬刊なので年間30数冊発行されるので、あと3年ほどで2000号になります。その時世の中はどうなっているか。

親子上場についての3回にわたる連載も今回で終了。

親子上場批判に対する、強烈な? 反論になるか、という内容で終わりました。




親子上場が問題なのではなく、親の上場/非上場に関わらず主要株主のいる上場会社においては、主要株主アクションが少数株主利益を損なうリスクがある。よってなんらかの対応は必要。

それと第三者割当増資は、これを引受ける大株主アクションが少数株主利益を損なうリスクはあるので対応必要。

しかし親と子双方上場であると余計イカンという根拠なし、とあります。むしろ非上場の親(オーナー、ファミリーなど)に比べて、上場の親は情報公開が進む。親の主要株主分散傾向にあり、特定大株主の利益のために子会社の利益を損なう行為をするというアクションもあまりないのでベターかも、とあります。


あるとすれば、親会社経営者の利益のために、子会社株主の利益が損なわれるリスクでしょうか。子会社株主は、親会社取締役選任に議決権行使できないので。でも上場しているから、親の株を買ってプレッシャーをかけることもできます。(NECとNECエレクトロニクスのケース)。親が未上場だと、それもできません。

このレポートは話題になるかもしれません。