昨日はCFA協会で、東京証券取引所の上場部の企画担当(上場ルール作りのご担当)の方をゲストにした勉強会を開催しました。東証さんからは毎年アクションプランが出ており、それに基づき今月中には具体的な新ルールが発表されるそうです。投資家の関心も高いようで、参加者も多く熱心なディスカッションが展開されました。
今回はコーポレートガバナンスに関する新たなルール、適時開示、IFRS対応などのルールが導入されるようです。昨日のお話の中では独立役員(取締役と監査役)の義務付けについての議論が多くなされました。
結局、独立役員には監査役も含める方向であり、それなら既に社外監査役はいますという会社が多いので、それほど大きな影響でないとも言えます。しかし、それすらいない会社もまだ存在し、そうした会社は対応することになります。まずは一歩前進。独立の取締役、それも複数置くというのが投資家からは期待されていることで、こうしたルールも今回で最終でなく、どんどん改定されているのでしょう。