昨日から寒くなりました。また冬至が近づき、朝6時に家を出るときは、暗く寒い。。

冬至が過ぎれば日は長くなって行きますが、寒さはこれからが本番で、しばらくは耐えなくては。

今日の経済環境を思わせる!?感じですが、いずれ暖かくなるはずです。


さて、日本電産から東洋電機製造への買収提案は、3ヶ月の提案期間を終えて、成立の見込みなしとして、電産から撤退宣言が出たようです。

先日のブログで、商事法務記載の買収防衛策の分析に触れました。

防衛策は十分な検討時間の確保が主たる目的。その後は明らかな濫用的買収は排除、買収者が手続きを守り、明らかな濫用的買収提案でない場合は、株主に判断を委ねる。それが防衛策のあるべき姿、ということでした。

今回の提案、株主からすれば、きちんと内容を聞いてみたいと思うものだったかもしれません。しかし東洋の労組は反対表明、経営陣も多分、反対だったのでは。


中央三井信託銀行さんから来る「証券代行研究」第22号は、企業年金連合会の木村ガバナンス担当部長の講演録でした。

来年の総会に向けてのポイントとなりそうなテーマとして、①社外取締役、②剰余金処分、③買収防衛策をあげています。少し前に聞いたグラスルイスの講演でも、来年社外取締役の有無・人数をポイントにすると言っておりました。 木村部長の講演録でも、防衛策であまり広いステークホルダーの利益を守ることを取り上げるものは好ましくないとあります。


今回のケースも、やっぱりね、そうだよね、という、何か氷川つよしの歌にあったような展開、結末でありました。