昨日は新潟の実家で用事があり、休暇を取り帰省しました。途中の越後湯沢にも雪はほとんどなし。スキーもまだできそうにありませんでした。本日朝帰京。午後セミナーで、企業年金連合会の鹿毛さん、早稲田大学教授の川本裕子さんなどのお話を聞きました。鹿毛さんは、運用業界の重鎮であり、海外の著名運用者の著書の翻訳(敗者のゲーム、など)でも活躍されております。年金と運用を委託されたファンドマネージャーの相互理解のギャップ、というようなテーマでした。今朝の新聞では、Governance for Owners に東京海上AMが出資して、協力して企業にガバナンス改善を働きかけていくという記事がありました。また米国の自動車big3の救済問題でも、健康保険や年金の取扱いが、結構重要なテーマなのではないでしょうか。

資本注入による救済(給付水準維持)か、破産法申請で債務もカット(給付水準の見直しもあるのか?)していくのか。

日米の確定給付型の企業年金制度のおける大きな違いは、日本では「確定給付」なのに、企業年金の財政状態が悪化した場合に、受益者の同意を得て、給付のカットがあること。これは米国では考えられず、そんなことが起こるのは、とてもショッキングである、ということでした。

企業別組合で、長く努めた企業の苦境を助けるためには組合/OBも協力しよう、という意識のある日本ならでは、の出来事であろうというお話でした。