今朝の日経新聞に記事が出ています。パリバのHP掲載の報告書は下記に。


http://japan.bnpparibas.com/pdf/2008/2008.11.11.j1.pdf


アーバンコーポレイションのCB発行に付随するスワップ契約の非開示問題の件です。

既にアーバンに対しては有価証券報告書の虚偽記載ということで課徴金などが課されています。しかしBNPパリバに何の咎めもないのはおかしいのではないか! と考える市場参加者は多いと思います。今回の報告書で、スワップ契約非開示を働きかけたのはBNPパリバ側であったとされています。そうすると、この件ではパリバ側が主犯格、という感じがします。先週、アーバンの株主が同社の取締役・監査役を被告として提訴しました。

http://www.urban-higaibengodan.com/pdf/siryou01.pdf


この被告にBNPパリバも加えるべきではないか、という気がします。

資金繰りに窮し、倒産危機の会社は藁をつかむ思いでやったとも言えます。ただ、その時に、違法性はないか、道義的にどうかと、どれだけ議論し、考えたか、法律専門家の意見はどうだったのか、などは気になります。

しかしBNPパリバ側は、まったくの利益目的のみ。市場への影響なども考えない、まったく浅薄な自分の利益だけを考えた行為と感じます。