最近、日経新聞の中ほどの経済教室に面白い記事がよく出ます。これまでは最初から見ないで飛ばすことが多かったですが、今は毎日見出しだけはチェックしています。昨日、神戸に向かう新幹線の中で読んだ記事はまた面白いものでした。
ボストン・コンサルティングの日本代表、テレビでお馴染みの御立さんによる、投資銀行業務の分析。以前にこのコーナーに掲載された慶応大学池尾教授の意見と近いものでした。
やはり投資銀行は、本来のM&A仲介など実業支援での利益に飽き足らず、自らレバレッジを利用し、資本を投入、リスク・リターンの高いビジネスをやりすぎた。これを効率の高いビジネスを展開した、と言っていいのかどうか、わかりませんが、うまく行けば凄く儲かる商売であった。 しかし、想像を超える環境変化や、今、自分が儲かれば後は知らないという姿勢の助長で 破綻した。 だいたい、そういう見方が世の一致した認識のようです。負債を利用してROEを上げる米国の実業企業も同じような状況であったかと思います。