ニューシティレジデンス投資法人民事再生、REIT初の破綻。先日のショッピングセンター閉鎖という記事が気になり、数日前のブログで触れました。しかしREITが破綻するとは。やはり苦しかったのですね。

あるファンドは、REITの母体不動産会社売り、REIT買いという投資戦略と聞きました。REITは実物資産、しかも流動性高い完成物件を保有で安定家賃あり、レバレッジも不動会社よりは低い。不動産会社は流動性低く、家賃も入らない開発物件を高レバレッジで保有。よって上記の戦略ということだったと思います。

しかしREITも全般に資金調達が難しく、特に親の信用・地力を反映した組み入れ物件で大きな信用格差があり、中~下位REITは、一層大変なようです。 親に体力があれば公募を引き受けることもケースもありました。しかし、それも中小新興の親では難しい。 大手にしても、引き受けると投資口価格下落で減損リスクもあるので、安易にはできない状況では。


REITは破綻しても資産はしっかりしているので、債権はかなり返済されるのではないでしょうか。

元々キャッシュを生む実物資産の50%程度の債務なので、時間をかけて処分すれば、エクイティも残りそうです。そうすると破綻REITには スポンサーが殺到するのかもしれません。