今回の金融危機についての記事を色々読みます。
金融機関の不良債権買い上げに政府は7千億ドルを支出。これは国債で賄われる。
かつて90年代前半に同様の危機に陥ったスウェーデンのモデルに習えという記事がありました。
金融機関にお金を出すに当たり、従前の株主の持分はなくした上で政府が株式に出資。再建なった後には上昇した株式売却で上げた利益を国民に還元する。 今回、こうしたやり方ではないようです。
AAAの米国格付けも危なくなってきた。既に他の先進国より発行コストが上昇しているそうです。
今回の金融危機は流動性リスクから国レベルの信用リスクに変わっていく。米国の信用低下はドル安に・・・
米国の空売り規制対象銘柄は金融機関に限る点は変わらないものの、対象銘柄をぐっと広げるというものだそうです。銀行、保険、証券など幅広い銘柄が含まれるようです。傘下に金融会社を持つ事業持ち株会社も含まれる一方、上場(ヘッジ)ファンド会社の中には、あえてリストから外すことを希望している先もあるとか。
空売りを市場効率化に必要なものとして、それを重用している会社が、空売り規制対象銘柄リストに入るわけにはいかん、という意地かもしれません。
http://www.sec.gov/news/press/2008/2008-211.htm