昨晩は、赤坂の一ツ木通り、赤坂サカスに近くに最近開業した飲食店ばかりが入居する Hitotsugi LIP に入っているイタリアンの IL Casita にて、アメリカ人、日本人のファンドマネージャーさんと 食事をしました。

(こういうと何か、ずいぶん、かっこいい響きですが、メタボのおっさん集団が ガーガー言っていただけですが)


このレストランビルの5階、オープンキッチンで、またサカスを望むテラスがあり、そこからの夜景はなかなか良いです。おすすめ。


話はいたってまじめ。日本企業にもう少し株主重視の経営をしてもらうにはどうしたらいいか? あなたのとこの運用方針はどんなか? などなど。

見解の一致していた部分は、株主に利益をきちっと還元している経営者はもっと報酬をもらっていい。そうした報酬体系になるべきだ。

株主重視の経営を促すには、アンダーバリューの企業に対するM&Aなどのアクション、アンダーバリューの状態の企業経営者によるMBOなど、経営に緊張感をもたらし、また上場している企業の新陳代謝をもたらす 動きがもっと起こらないとだめだ。。 など。


ついで今日は昼飯時に別なマネ-ジャー氏に聞いた話では、日本のインデックス運用のベンチマーク(日経225とか、TOPIX)はおかしい。あれは本来のベンチマーク(見習うべき良い企業だけのあつまり、という意味でのベンチマーク)ではなく、たんなる指数だ。 成長し利益を上げている企業も、そうでないがそこそこ大きいだけの企業も混在している。それに模したポートフォリオを作って、それでインデックスに近いパフォーマンスを上げる、あるいはインデックスに勝つことを目標に運用するのも根本的におかしい。


ベンチマークたるインデックスは、常にだめな企業を外して、いい企業を加える。その結果、インデックス銘柄だけ買っていれば、絶対儲かる。そういうものでないとだめだ。 日本は変なインデックスを基準に運用しているからだめなんだ!と辛口の意見でした。


先日のセミナー以来、日本の株式市場の課題という点を色々聞いて、だいたい投資家サイドの皆さんの持つ現状認識、課題などはこんなところなんだな~と頭の中でやや整理されてきたような気がします。気がするだけで、まだまだなんですが。