日本製紙の中村社長辞任。長期間に渡り、公称の古紙配合率を大幅に下回る製品を製造、出荷していたとのこと。日本製紙は先ごろ、宮城スタジアムのネーミングライツを購入したばかりですが、スタジアムも改名早々にケチがついた格好です。解約条項などもあるかもしれませんが、どうする????

インボイス、グッドウィル、フルキャスト、などこれまでは新興企業が知名度アップ、社会的認知度アップのために購入するものの、スキャンダルで解約、スタジアム側もイメージダウンのケースが続きました。

今回、保守堅実、伝統ある大企業と契約したのですが、またまた。

不祥事の度合いは差はあると思います。 古紙配合率を高めると、品質が落ちる。コストもかかる。回収に要するエネルギーを勘案すると、環境に良いのか?などとも言われます。 実際に古紙配合率をそんなに高めることが合理的、現実的でないなら、そう言えばいいのに、世の中の流れに反することはいいづらい・・・ ということで来てしまったのかと思います。 こういうことは他の企業、製紙に関わらず、各業界の大手企業でもありそうです。 

中村社長は、王子・北越闘争での北越株式購入、今回の配合率の問題ということで記憶されることになり、大変でしたね、と申し上げたくもあります。