昨日はロンドン最大の年金ファンドであるハーミーズ・ペンションズ・マネジメントで運用責任者を務め、現在はアクティビスト・ファンドである Governance for Ownersの CEOである、ピーター・バトラー氏(何かカッコイイ響き)の講演を聴きました。セミナーのタイトルは Breaking the Short Term Cycle(短期的利益追求の投資姿勢を変えよう!、という感じ)

短期利益追求の代表格として、ヘッジファンドに批判的な内容と、真のアクティビストは・・・というお話中心でした。

配布資料として、私も日本語版作成時に監修的に参加した、以下の資料もありました。 お!やや鼻高々。

http://www.cfapubs.org/doi/pdf/10.2469/ccb.v2006.n1.4194  (英語版・残念ながら日本語版はウェブで手に入りません)


しかし・・・・ 講演を聴いたといいながら、バトラー氏の口調は非常に特徴あり(べらんめえ調のキングス・イングリッシュ語)は、全然理解できませんでした。  しかし、配布された英文資料を帰りの東横線の電車内でこれを読んでいて、目からウロコ。 それどころか、私は本当に「感動した!」という感じでした。自分の進むべき道もこれではないか!とまじめに考えるほどでありました。これぞ正統派、物言う株主。 そして今年前半、日本の株式市場をにぎわせた、いちごアセットのスコット・キャロンさんの投資スタイルは、まさにこういうことなのだ!と感じました。

この内容はいずれ、メルマガ等でじっくりご紹介したいと思います。


ハーミーズはこちら(日本語です)

http://www.hermes.co.uk/pdf/corporate_governance/hermes_approach_to_engagement_japanese.pdf#search='Hermes