今日の新聞にもM&A関連の記事が多数。
シティ。サブプライム問題で業績悪化、株価下落。日興とは株式交換。日興1株につき1700円相当のシティ株価を付与。株価が下がると交付する株数が増えますが、株数に上限を設定しているので、株価があまり下がると日興株主は1700円分の株をもらえなくなるリスクあり。三角合併破談の可能性もないことはないようで。
新光・みずほ証券合併比率見直し協議を開始。みずほ証券もサブプライム問題で業績悪化を受けて、比率を見直しへ。合併後の権力図にも影響しそうな・・・
住友電工は持分法の上場会社を子会社化、上場子会社を完全子会社化。 完全子会社となる会社は開示/内部統制などの負担が減って楽になる面も。上場子会社を非上場に変える動きは増えるのではないでしょうか。
サブプライムや新建築基準法の影響による事業会社の収益悪化、という記事も目立ちます。マンションデベはじめ、住宅関連は今後いろいろ出てきそうな感じがします。注意。
一方で、日経不動産ファイアンスフェアの広告が4ページ。企業保有不動産を有効活用しようという流れは変わらないでしょうが、出口を何にするか。本当に必要なものを提供する能力がある会社でないと今後はなかなか。
サイバードのMBOについての厳しい記事もありました。
また最近気になる広告。フリージアマクロスの前面広告。会社売却、事業継承、業務提携案件求む!
日本証券新聞社の格付を引用してAAA!とアピールしている点がやや気になります。
サブプライム問題では一流格付会社の格付もあてにならなかったようですが、それでも、証券新聞と格付会社の格付はだいぶ違いますが・・・
今、ちょうど高杉良の「乱気流・小説巨大経済新聞」を読んでいるだけに、新聞にややネガティブな見方が自分の中に強くなっている感があります。