ナルミヤの株式の1/3~2/3を取得して、経営改善に取り組むとのこと。ナルミヤの創業家はTOBに応じるのみで、自らが買い手になって非上場化するMBOではありません。

SBIは取得株式の一部をリヴァンプに譲渡し、リヴァンプが実際の事業改善のリーダーシップを取っていくようです。IPOまでは創業オーナーが頑張って伸ばしてきたが、公開企業として一段上のステージに行くには、プロの経営者にバトンタッチしてやってもらう、ということでしょうか。

ファンドの回収は、事業の再成長で株価が上がった後に、少しづつ売却していくのでしょうか。

SBIキャピタル社は、新興市場に上場して数年、IPO後の業績が伸び悩んで株価も伸び悩み、という企業に積極的にアプローチしているようです。

そういう会社は多いのですし、IPOしてキャピタルゲインも得たのでもう経営から離れたいという創業オーナーもかなりいると聞きますので、こういうケースも続々出てくるのでは。