物語で読み解くデリバティブ入門 森平爽一郎 日本経済新聞出版社 を読んでいます。
物語で読み解くファイナンス入門の続編。なかなか面白い。
デリバティブの基本的な考え方を簡単に説明しています。身近にあるデリバティブ的なものだが、そうとは認知していないもの。色々ありそうですが、それらを違った角度から見直すキッカケになるかも。
かつてオプションの授業を20時間ほど受講したことがあります。それも英語で。英語がわからず、数学がわからず、デリバティブの考え方もわからず、の三重苦でした。 デリバティブに興味を持って楽しくチャレンジできるように、こういう本から入ることができればよいかも。 教えている先生の努力次第でしょうか。この著者も先生です。
最近、株式相場は出来高減少で魅力を失っている状況。株は企業分析はたいへんですが、ふつうの株式売買は単純で、デリバティブではないですね。上がる一方だったり、下がる一方だったり。
最近は個人でもデリバティブ的なものが人気だそうです。株の相場が上がろうが、下がろうが、収益の機会がありそうなのでいいのかもしれません。 あと外為保証金取引も依然として人気が高いようです。商品の選択は10前後からの選択で簡単。売から入るのも株の信用売りほど抵抗感なし。値上り、値下がり以外に、金利がかなりあり、レバレッジも効いて、デリバティブ度が高いので人気なのでしょうか。
口座数の伸びでは、最近ではネット証券首位のイートレードは月間1万数千口座の増加。マネックスが1万、松井が7千くらい。カブコムは最近5~6千です。外為保証金取引トップの外為どっとコムは3月に初めて口座増加数が5千を超えました。じきにカブコム、松井などを抜くかもしれません。