昨日は、いつも色々教えていただいているM&AプロフェッショナルのKさんとランチ。
場所は赤坂の旬香亭という、民家を改装した和風のお店でした。お店の方に聞いたところ、かつてある元首相の別宅であった場所とのこと。ランチはリーズナブルな価格でとても美味しかったです。
M&Aアドバリザリー仕事から転職していく人の行き先としてはファンドが多いそうです。アドバリザリー、あるいはコンサルティングのフィーで収益を上げ続けるのは大変なこと。安定・継続的な収入があるといいなあ、と思う心はよくわかります。
お金を集めてファンド運用で、資産規模に比例する運用手数料を得るビジネスは魅力的に見えます。金余りの状況で資金集めは比較的容易ですが、今はこれを投資していくことが大変な状況です。しかし一旦投資してしまえば、運用手数料が大量・安定に入ってきます。
現在はバイアウト・ファンドへの出資者の目的も色々で、いつか大口の案件・自社とシナジーのある先をM&Aするような案件が出てくるまでは、元本維持でいいという事業会社も増えているそうです。毎年の着実なリターン、リスクに見合うハイリターンは厳しく求めないという投資家もいるそうで、ファンド運営者も運用成果のほうがあまり問われないような局面でもあるようです。資金が圧倒的な入超なので投資優先なのでしょうが、出入り均衡あるいは出るほうが多い状況になると、運用成果のほうが厳しく問われるのでしょうか。
日経新聞のレックス西山社長へのインタビュー、厳しいコメントがついています。少数株主の利益を考えないM&Aが多い、という話は昨日も伺いました。