カゴメの増資をアサヒが引受。ロイヤリティの高い個人株主10万人が最大の買収防衛策と言っていた同社の安定株主作りは、路線変更と書かれています。 金融機関は当てにならないので、個人+取引先との持ち合い、というのが1つの考え方ではあるでしょう。 個人も取引先も 、会社経営陣に都合のいい施策に まとまってNOとは言わないので 都合がいい株主と 考える向きもあるかもしれません。個人は気に入らなければ即売却はあるでしょうが、まとまって株主権行使で要求をしてくる、ということは可能性が小さいだけに金融機関や アクティブ度の強い機関投資家より扱いやすいと思うのかもしれません。
そんな事例が増えてきている中で、いちごアセットの 東京鋼鉄個人株主への働きかけは 注目。
個人株主に働きかけて、同一行動を取らせるような試みが成功すると、会社にとっては恐ろしいことでしょう。いちごのキャロンさんはあまり表に出ませんが、カリスマ性のある非常に魅力的な人が個人投資家を煽動したら・・・
会社も魅力的な経営者を作り出し、個人向けに一生懸命、わかりやすい言葉で繰り返し説明していかないとイカン、ということになります。
この総会の行方が非常に気になります。
5面のレオス・キャピタルワークス藤野さん「スリッパの法則」、納得、の点が多いです。新聞が手元にある方はぜひ一読を。