ブログを書き始めて1年と1ヶ月ほど経ちました。きっかけは東京IPO編集長から、関係者は皆書くべし、と言われたことによります。

その後は、毎日朝出る、前日のアクセス数ランキングを見ることが楽しみという、「測るだけダイエット効果」ならぬ「見るだけ書くモチベーションアップ効果」、と極まれに頂く読んでいますよという知人・親戚筋からの励まし(?)の声に勇気を得て続けています。


たまに図書館で見つけて読む、NYタイムズに連載の「ニューヨーク・スケッチ・ブック」というコラムをまとめた本(ピート・ハミル)に、「書き続ける理由」というエッセイがありました。 タイトルから勝手に、彼が何十年も連載エッセイを書き続けるモチベーションを明かしたものか?と期待して読みました。しかし、直接のそうしたコメントはありませんでした。 

アメリカの地方都市に住む、身体に障害のある少年のお話。彼は自分自身はスポーツができないが、大のスポーツファン(確かバスケだったような)で、ずっと色々な情報を集め、テレビで試合を熱心に見ていました。ある時、自宅から数時間の距離の都市でスポーツイベントのアマチュア・ゲストコメンテイターのオーディションに、父親に頼んで連れて行ってもらいました。そこで参加者の取材に来ていたピート・ハミルと出会いました。オーディションには落ちたものの、彼の様子をハミルがエッセイで紹介しました。すると、それを読んだ地元放送局から、スポーツ番組のコメンテイターの依頼が。それ以来、定期的にはつらつと活躍している。これはハミルのエッセイの続編で紹介されていました。

「書き続ける理由」は、その続編エッセイのタイトルでした。 結局、こうした市井で一生懸命生きる人を見ることが好きで、それを書いて伝えたいということが、書き続ける理由なのか?と勝手に推測しました。


果たしてブログやメルマガで、何か意義あることを伝えていくことができるか。  なかなか遠い道のりのようです。