私は私鉄沿線駅から徒歩18分のマンションに住んでおります。徒歩18分は購入時のチラシにあった時間で、実際には私は駅まで15分ほどかかっています。売主はMBOで独立した某マンション大手ですが、正直なチラシであったと思います。また取引先の神奈川地盤のマンションデベの社長さん、この人は横浜周辺のマンションなら他社分も含めて全部データを見ているという方ですが、私がこのマンションに住んでいると言った時に、当然ながら「あ~、あれあれ、知ってます。」とのこと。続いてのコメント「あ~あれは安かったんですよね~。」と言われました。確かに周辺相場よりは安い物件でしたが、やや複雑な気持ちになりました。
さて、駅から家に向かい、4分ほどでam/pmの100円生鮮ショップがあります。2年ほど前まで普通のam/pmコンビニでしたが、絶好調の99に対抗して転換しました。これに伴いレジ位置が変わったのですが、レジ前の並ぶ位置に大きな柱があり、非常に不便。設計センスを疑う構造。品揃えの魅力もなく客は少ないようです。
さらに4分ほどで左に牛角。2回ほど入ったことがあります。最近は入っておらず様子は知りませんでしたが、今週の水曜日に前を通ると「閉店」と張り紙がありました。儲かってなかったんだ、とややびっくり。この牛角の向かいは99ショップ。ここは地域のインフラ的存在で賑わっています。
さらに5分ほどでセブンイレブン。安定した営業の様子。
さらに1分ほど行き、左にそれて5分ほどで成城石井があります。というわけでこのエリアは、am/pm、牛角、成城石井のレックス3業態が揃う 貴重なエリアでした。3店の連携した取組が見られるか、と買収当時期待したのですが、残念ながらそうしたものはありませんでした。
そしてこの度の牛角閉店、それにいずれam/pmも閉店しそうです。 期待のエリアが一点してレックスの不振を象徴する場所になりそうです。(そのうちビジネス誌で取り上げられるかも・・・)
この度大幅な構造改革のためMBO、非上場化となりますが、先日のフードエックスの例もあり、前途は厳しいかも。業態ごとの切り売りもあるかもしれません。
また、そもそもの急速、大規模なM&Aでの拡大は非常に難しい、と感じます。新興企業が次々買収した企業をきちんと経営していくことは簡単ではない。 普段接するのは企業の管理部門ですが、連結決算するだけでもほんと大変だなとよくわかります。
昨日は食品業界で積極的にM&Aをしてきた篠崎屋も大幅下方修正で赤字転落。 ここもこんなに買収してきちんと経営できるのかな、と気になっていましたが、やはり大変なようです。
M&Aの効果を考えるについては、事業シナジーがあるかどうかという観点もありますが、きちんとマネジメントできそうかどうか、という点を見ないといけません。