成長企業の方々のお話を聞く機会が多くあります。その中で印象に残るコメント、というのも色々あります。
先日は上場して1年ほどのサービス業の役員の方。新興・成長企業ですが、過半数を超える親会社を含め法人が70%程度を占める点で、創業者=オーナー=社長、の圧倒的なリーダーシップ・求心力、という形態ではありません。
その中で、会社の求心力は何ですか?とお尋ねしたところの回答。「う~ん、たぶん、社会的に意義のあること、顧客にとっていいことをやっている、と日々感じられるから、みんな真面目に一生懸命仕事ができていると思います。」とのこと。 どこの会社も言っていること、ではありますが、本当に一人一人そう感じているかというと? この会社の人は知る限り、皆さんそう感じて仕事をしていると納得できました。
別な日、創業者=オーナー=社長、で圧倒的なリーダーシップ・求心力のある社長さんと機関投資家を訪問。大手から独立して1年くらいの新しい、まだ小規模な投資家で、新興市場銘柄中心に投資。そうご説明すると、社長曰く、「じゃあ、新興市場の暴落で、出足厳しいね。・・・・でも商売は環境が厳しい時に始めたほうがいいんだよ。」 これは経験者の言葉だけに説得力あり。
住友信託銀行が、住信リースをTOBで子会社化。100%保有で上場廃止へ。
2003年12月にIPO,公募価格1,050円。上場中の最高値は2500円。現在1,599円のところ30%程度のプレミアムでTOB価格2,050円。公募で47億円、売出しで17億円。今回の買い付けの総額は420億円。 IPO当時は住信は経営健全化に向けた厳しい時期。
3年間の株式公開の意義、損得はどうだったか。