三菱UFJ証券とカブドットコム証券が、IPOの株式引受での提携強化。
三菱UFJは自社主幹事案件以外についても、カブコムへの販売を委託。カブコムは自前での引受をやめ、販売に専念。
先日のDブレイン証券の会社説明会でも、似たような話がありました。Dブレインは、IPOの主幹事業務に専念。販売機能は持たないので、ネット証券や中堅・中小証券に販売を委託していく。反対に、それらの販売委託先証券は引受審査機能は持たない先、現在あっても廃止の方向、という先。
これまでグリーンシート銘柄の販売委託は、松井証券が中心だったが、カブコムともやっていきます、と言ってました。カブコムは、大~中型案件は三菱UFJ、小型案件はDブレインから仕入れて、販売商品のラインナップを増やしていくものと思います。
ネット・中堅以下の証券は主幹事をやっていても、案件が少ない上に、なかなか魅力ある銘柄が出てこないのが実情。今後、新興企業の審査をする主幹事の責任も厳しく見られていく方向で、引受からは撤退して販売に専念、という会社はまだ出そうです。