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昨夜は 企業年金連合会の鹿毛理事長をゲストに迎えたセミナーに参加。観衆25人程度のラウンドテーブル 式。参加できてラッキーでした。「敗者のゲーム」の訳者でもあるので、本を持っていってサインしてもらおうかと思いましたが やめておきました。


優れた運用会社・運用チームを作るには?というテーマで、数多くの運用会社を見てきた同氏なりの意見をお話されていました。

トップの強い理念、これに合致する優秀な人材をスクリーニングして採用。日々の活動においても、トップが理念を自らの姿勢で示し続ける。 メンバーには 思考を促す。考えろ、考えろ、考えろ。そして考えている内容について トップやメンバーが適切な質問を投げかける。

理念を同じくする チームワークで戦っていく。そのため考えること、チームワークを第一とすること、これが自然と行われる組織・仕組作りが重要。

人間の本能は、短期・自己中心。 理想の組織は 長期・チームワーク重視。 本能と反対のことを自然に行うような組織作り は難しい。 志あるトップが、一緒にやっていける、見込みある人を回りに少しづつ増やしていく努力をするしかない。

そんな話でした。 大いに納得、さすが、と思いました。しかし、これは何も運用会社だけの話でなく、あらゆる会社、さらに会社以外の組織(学校でも病院でも) でも同じことであるなあ、と感じました。


参加者はほとんど運用会社の人たち。連合会はお客様・ご意見番ということで、私にはない特別な緊張感を持って参加されていたと思います。


最近は投信ブームで市場拡大。運用会社は手数料も高く、市場も拡大しており、うるさいことを言う客もいない投信に軸足を移しているそうです。対して年金運用は、手数料は低く、市場は縮小?(企業年金がなくなったりしてますから)、連合会はじめ客はうるさい、ということで遠慮したい気持ちも(実際にはできないんでしょうが)。 それだけに 年金運用に真面目に取りくむいい運用機関が不足していると言っておられました。


個人投資家は? 運用会社は投信はおいしい!と思っている! 我々も厳しく選別していかねば。さらに悪い商品を糾すべく 声をあげよう!  などど思った次第。