神奈川県を中心とした地域におけるフリーペーパー「タウンニュース」の発行を行うタウンニュース社がジャスダックから上場承認。

昨日、帰宅するとちょうど最新号が来ていました。私も横浜在住で時々読んでいました。とってもローカルなネタばかりの タブロイド4ページのフリーペーパー。 上場と聞いて、「え!、あの!?」と思いましたが、業績は成長中。フリーペーパーブームとはいえ、何か最近の成長には要因が。 今度取材に行ってみたいと思います。


昨日はM&AコンサルのGCA佐山さんのセミナーに参加。前月に続き敵対的買収防衛策について。企業年金連合会の方がゲスト。 厚生年金基金連合会と並んで機関投資家の議決権行使についてのオピニオンリーダー。

いかなる防衛策も総会決議を経て導入であるべし、という強い意向でした。 企業よりの佐山さんは、何とか総会を経ない、取締役会決議で導入の事前警告型 についても、こんな条件なら機関投資家としてOKではないか、という回答を引き出そうとしていましたが、 なかなかいい返事なし。


盛り上がったポイントは 買収案の是非・防衛策の発動を検討する独立委員会について。何の法的責任・権利もない社外有識者と言われる人がそんな重要な判断をできるのか、という点。それはおかしいという意見が多かった。

そんな話を聞いた後、昨日ブラザー工業が 事前警告型の導入を発表。こちらは独立委員会は置かず、取締役会で判断。 しかし社内取締役中心の取締役会が自己保身でなく、株主のためにきちんと判断できるか、という疑問も出ますね。 (これを総会に議題として掛けるので、この点はグッド!。ちなみに3/20の学研は総会への付議に触れていない。議題にしないならバッド!)



社外取締役中心の取締役会ならこの点OKでしょうが、 しかし社外取締役そのものが日本にはなじまない、という大もとの議論も・・・・


結局、あちら立てれば、こちら立たず、で完全な防衛策はなし。 裸じゃ寒いから、何か薄物でもいいから、一枚着て 寒さに耐えよう、 という感じですね。