朝、会社の事務所内でラジオ体操をしていた時。
ふと、足元に目をやると何かが動いていた。
体長3cmぐらいのカマドウマのような虫だった。
その虫が、すすすっと机の下に隠れようとしたその時。
だん!
ずりずりずり。
隣の人の足の裏が虫の頭上に降り注いでいた。
そして虫を押さえつけたまま、隣の人の足は元の場所に戻っていった。
床には砕け散った虫の残骸の一部が残っていた。
隣の人はティッシュをとり、床の虫の残骸を拭き取り、ゴミ箱に捨てた。
隣の人は言った。
無意識に足が出た。
唖然としながら俺は言った。
シューズの裏にも虫の残骸が付いているんじゃないですか?
隣の人は、苦笑いをし、そのままラジオ体操を続けた。
そしてラジオ体操は終わり、普段通りの日常が始まった。