一番好きな季節は?という質問に答えるのは中々難しい。どの季節も捨て難く、またどの季節も決め手に欠けるから。
しかし、一番嫌いな季節は?と尋ねられたら私は【春】と答えます。
春は出会いと別れの季節などとも言われる。
友人や恋人と別れることになったり、慣れ親しんだ土地から離れなければならないことが多い。
それはもちろん新たな可能性が待っているわけだから希望に胸溢れるものなのだけれど、希望と同時に不安も大きい。
私はその不安が苦手だ。
新しい環境に適応することに時間がかかる方だ。適応能力が低いのかな?
変化に対する希望よりも不安の方が大きい…というかその点、私には不安しかない。
ネガティブ思考と言えばそれまでなんだけど、何回経験してもこればっかりは慣れない。
転校、進学、クラス替え、上京…大小の環境の変化があったけど、その度にしばらく胃が痛くなる日々を送ってきた。
環境の変化が大嫌いってわけではない。苦手なことは苦手なんだけど…。
環境が変わるとそれ以前の環境で得たものが壊れてしまう気がしてならない。なんか今までのものがゼロになるんじゃないかと…
しかし、現実にはそんなことはない。そこで得た友情は変わることはない(と信じている)し、そこで得た経験も失うことはない。
ただ…それまでの日常が思い出になってしまうのは寂しい。
環境の変化によりそれまでの日常が大きく変わってしまうのが辛い。
大学生活での日常がもはや日常ではなく、過去のことになってしまうのがどうしても寂しい。悲しい。
それに加えて新しい環境が否応なしに迫ってくるからもうパニックさ。
春は私を不安に誘う…
何度経験しても慣れないこの不安感が苦手だ。
この言いようもない不安はこれからも変化が訪れる度に私の元へやってくるのだろう。
だから…
だから春は嫌いだ。
ずっと。