今年はこのネタに関して、何度も書くと思いますが、
去年もかなりこの権限委譲を行いました。
しっかりと伝えて行った権限委譲。
敢えて何も言わず、自然と行った権限委譲。
権限移譲は非常にデリケートで積極的に
受けてもらえる社員でないと出来ないことです。
いちいち、渋々な表情を出されたり、
声に出されたりすると次から頼みにくくなってきます。
積極的な社員には去年もこの権限委譲を行い、
見事これに応えてくれて成長した社員もいます。
主任職でありながら、職長に近いところまで
責任感を持って、同僚を見てくれている社員。
役職者ではないですが、僕の受け持っている実務作業に
興味を持って、不在時に僕の感覚に近いところで
指示を出すようになった社員。
どちらも上記で言うと「敢えて何も言わず・・・」にあたります。
自主的に権限移譲どころか、僕の仕事を良い意味で
奪ってくれています。
去年に行った権限委譲は色々ありましたが、
弊社では古くからの慣習で経営者が不要な細かい部分まで
タッチしすぎている部分が多いと思っています。
「これは社長でしか出来ない」と
社内が思っている作業でも実はそうでないことが多い。
逆に先入観の無い新入社員にしてもらったら、
意外とスッとこなしたケースは多々あります。
権限委譲を今年も進めていって、
自分自身をもう少し中長期的な動きも
増やしていかねば、生き残れないと思っています。
社員の皆もそのことを理解しておいてください。