今日は実のあるお話をたくさんさせて頂いた。



午前中は出入りされている工具業者の課長様が来社。



数年前までは僕が購買担当、その課長が弊社の担当者だったが、今は購買担当は別の社員、弊社の担当もその課長様の部下になり、久しぶりにお話した。



やはり、話題は当社の方向性。



以前にも書いたが、『微細』『小ロット』『多品種』この3つのワードをお話し、ここを極めていくのが当社の『居場所』という事をお話し、今後も変わらぬご協力をお話した。


それに対し、課長様が「専務、その3つのワードにもう一つ加えましょう」と言われた。



それは『難削』。



読んで字の如く、削り難い物を削ること。



僕も今年はそこを課題にしていきたいと思っている。



思っているだけではなくいくつかの具体案があるので今年はそれを形にしていかなければならない。



それは社員全員が役割を全うしてくれなければ達成できません。



それには会社全体の技術力の向上が不可欠です。



今日、結果が出ればいいという安易な加工方法をしていた社員に忠告した。



全て思いが伝わったか分からないので、ここで整理しておこうと思います。



夜・・・・その現場に出くわして・・・








僕「オブラートに言おうか?ストレートに言おうか?」



社「ストレートに言ってください」



僕「それなら言うけどこれでは・・・・・」















「腕は上がらないよ」










社「それでは違う方法でやった方がいいですか?」




僕「違う、この方法がセオリーだと思うなら、この方法で出来るように考えないと、成長しないよ。」




仕事は基本が大事でセオリーや王道の方法、つまり基本的な方法が駄目なら、違う方法は今後も短絡的な仕事しか出来なくなる。



本人には言いましたが、会社とすれば今だけを見ると稼働率が下げずに済むので、どんな方法であろうと良品が出来るのであれば、良いのかもしれない。



でも、少し先を見ると、基本的な事を押さえずに本人の技術力がこのままだと会社の為にも本人の為にもならない。



頑張って、今ここまでやったのは分かるんだが・・・・。



頑張って!!




本人へ


今その方法がセオリーか考える。セオリーなら、その方法でやり遂げる。




その先に技術の向上が待っています。