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米国株、ダウ平均60ドル高――金融株が買われる、ナスダック10ポイント上昇

【NQNニューヨーク=荒木朋】15日の米株式相場は3日ぶりに反発。ダウ工業株30種平均は前日比60ドル41セント高の1万2362ドル47セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は10.22ポイント高の2286.04で終えた。経済指標の上振れや市場予想を上回る企業決算発表を受けて買いが優勢となった。

 早朝発表の4月のニューヨーク連銀景気指数は0.63と前月(マイナス22.23)から大きく改善。マイナスを見ていた市場予想も大きく上回り、これを好感した買いが入った。ダウ平均は前日までの続落で約280ドル下げていたため、自律反発狙いの買いも入りやすかった。

 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)や米銀上位USバンコープなどの決算が市場予想を上回ったことも支援材料。USバンコープの決算を受けてシティグループやJPモルガン・チェースなど銀行株の一角が買われ、相場を押し上げた。

 ただ、一段の買いは限られた。通常取引終了後に控えるインテル決算を見極めたいとの雰囲気もあった。原油先物相場が最高値を更新したことを受けエネルギー関連株が堅調だったが、燃料価格高騰による収益圧迫の懸念から航空株は軒並み急落した。3月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.1%上昇したが、相場への影響は限られた。

 S&P500種株価指数は6.11ポイント高の1334.43で終えた。業種別S&P500種株価指数(全十業種)は「金融」「エネルギー」など八業種が上昇。「ヘルスケア」「通信サービス」が下げた。フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)は小幅安。

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約12億3000万株(速報値)、ナスダック市場は約18億8000万株(同)だった。

 シティ、JPモルガン、アメリカン・インターナショナル・グループが堅調。エクソンモービル、シェブロンが高い。USバンコープは1.7%高。インテルは1%上昇した。

 半面、J&Jは小幅安。前日夜に合併を発表したデルタ航空とノースウエスト航空は急落。アナリストが損益見通しを下方修正したユナイテッド航空の持ち株会社UALも5%超下げた。アナリストが投資判断を引き下げた外部記憶装置(ストレージ)最大手のEMCは3%超下落。(06:23)

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