お金と権力の 良い匂いに つられて

変態たちが 押し寄せている。



その光景を 遠くから眺めて

今、私のいる場所を思う。

目の前の 静かで 

柔らかな光に包まれた世界を見つめる。

いつでも そばには 暗闇があって、

こっちにおいでよと 手招きしている。

その暗闇を見つめるよりは、

にぎやかで まぶしい光を遠くから眺めよう。

まるで 花火のように キレイだ。



祖母が言っていた。

祖母は、赤ちゃんを抱き、疎開先の山の上で、

街が 焼かれていくのを 見ていた。

自分達の住んでいた街が

焼かれていくのを じっと 見ていた。

自分の親族、友人の居る場所が、

燃えるのを見て、キレイだと思った。

花火を見ているような気持ちになった。

そう 言っていた。


祖母は、孫にも ひ孫にも

その子が7歳になると、

頭をなでて、じっと目を見て

「この世で一番大切なものは
あんたの その命だ。

と 言ってくれた。

大人になっても、心の中に残っている。

みんなそれぞれの人生を歩んでいる。



ひるがえって、

巨大ビジネスの真ん中に居る人を思う。

それはとてもまぶしくて、

目では確認できない。

目を閉じて、耳をすませば聞こえてくる

ささやかな希望

小さく 今にも消えそうな夢

その手から 生まれた作品から

読み取れる 願い 祈り




欲望の中心で、

その希望は叶わない

その夢は成立しない

願い 祈り 

それは変態たちには通じない